人工授精(Artificial Insemination by Husband, AIH)

人工授精は配偶者間人工授精(AIH)といって、夫の精子を妻の子宮の中に人工的に注入する方法です。

人工授精の目的は、精子の移動距離を短くして、卵子が待つ卵管へ到達する精子数を増やすことです。通常の性交では、腟内に射精された精子は自力で子宮頸管を突破し、さらに子宮内腔から卵管へと移動しないと、卵子まで到達できませんが、人工授精によって精子は子宮内腔の卵管入り口近くに注入されるため、精子の移動距離は短くなり、卵管に達する精子数も多くなります。

対象となるご夫婦

軽度の男性不妊
人工授精はある程度の精子数が確保されないと実施できないため、軽度の男性不妊が対象となります。

子宮頸管粘液不全
排卵期にもかかわらず子宮頸管粘液の分泌量が少ない、性状が精子の移動に適していない、このような場合には、人工授精によって精子を子宮の中に届けてやります。

フーナーテストの結果が悪い場合
フーナーテストの結果によって軽度の男性不妊が疑われる場合に、人工授精を試みることがあります。

原因不明不妊
妊娠に結びつく可能性のある治療を優先させる意味で、人工授精を試みることがあります。

ED(性交障害)など
EDのほか、夫婦双方、あるいはどちらかに性交への嫌悪感がある場合にも、ご夫婦の希望によって人工授精を行うことがあります。

具体的な方法